2016.10. 1 久留米信愛女学院・熊本信愛女学院 訪問記 2016.6.14-15
去る6月14日、15日の両日、久留米信愛女学院と熊本信愛女学院に震災のお見舞いに伺いました。
両校ともに、理事長様、校長様が出迎えてくださり、恐縮の極みでした。
久留米の横田理事長様は会議を控えられたお忙しい身にも関わらず、学内をくまなく案内してくださったのですが、学内に漂う空気感はとてもゆったりとして、そこかしこに懐かしさと優しさを覚える空間でした。出会った先生方や事務職員の方々もとても温かく迎えてくださいました。
幼稚園も見学させていただきました。園長先生は卒業生のSr.平田マルエ(保2期生)さん。
図書館も子どもたちのためのストーリーテーリングのお部屋もあって、素敵でした。
学内の小聖堂を訪問した際に偶然、大阪信愛短大で教鞭をとられていたSr.阿久根先生にもお目にかかりました。
また嬉しいことに、久留米信愛短大の同窓会会長・高柳恭子さんにもお目にかかることが出来ました。これを機会に交流ができたらいいですね。
翌日に、現在熊本在住の元学長Sr.村田初子(レア)先生に案内をしていただき、熊本信愛女学院をお訪ねしました。Sr.村田先生は、大阪信愛はもとより久留米、熊本の理事長も務められました。昨年、久留米の理事長職を辞され、現在は熊本の天使の園修道院にお住まいです。
熊本信愛では、山田校長先生から震災の被害状況を聞かせていただきました。
「旧体育館はかなりの被害を受けて現在も使用できません。地域によっては、全壊や半壊で自宅に戻れず、避難所生活状態の生徒や職員もいます。幸いにも学校関係者は全員無事で、校舎や寮等は被害も最小限にとどまり、5月6日より授業も再開しました」とおっしゃっていました。震災直後は各教室を被災者のために開放されていた由、筆舌に尽くし難いことだったと推察いたします。
めぐみ会からのお見舞いは微々たるものですが、お役に立てていただければ幸いです。
今回の旅は〝出会いの旅〟といっても過言ではありません。熊本でも偶然の出会いがありました。なんと!私たちが訪問させていただいた時は、Sr.片岡管区長様と熊本信愛女学院高校同窓会の前会長・宮崎さん、現会長・米岡さんたち役員の方々がお集まりになられる日だったのです。神のはからいともいえる出来事でした。
短い旅でしたが、中身の濃い有意義な旅だったと私たちは自負しています。行く前は、私たちがお訪ねしてご迷惑ではないだろうか?と多少の逡巡がありましたが、「エイヤーッ!」とばかりに決行しました。出会った全ての方々に感謝!
この旅にはおまけのエピソードが!
熊本駅から天使の園修道院へ向かうタクシーの運転士さん。最初は不機嫌な感じでしたが、修道院の後、熊本信愛女学院へ・・とお願いしましたら、なんと、運転士さんのお連れ合いさんが熊本信愛の卒業生だとか・・運転士さんも気をよくされたのか、熊本駅→天使の園修道院→熊本信愛の料金をうんとサービスしていただけました。
この運転士さん、元は任侠の世界にいて、お子さんが生まれたので足を洗われたとか・・信愛の卒業生が更生させたということですね。めでたし、めでたし。